【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のエイドリアン金融資本市場局長は16日の記者会見で、為替の変動が激しい場合には為替市場への介入が「適切になる可能性がある」と述べた。ドル高が進行する中、為替介入を容認した形だ。

予想よりも強い米経済指標を背景に、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が後退し、円安・ドル高の流れが止まらない状況だ。日本政府・日銀による為替介入への警戒感も強まっている。

ただ、エイドリアン氏は為替介入について「特別な環境次第だ」と述べ、あくまでも市場の動きが行き過ぎた場合にのみ、有益になるとの考えを示唆した。

記者会見する国際通貨基金(IMF)のエイドリアン金融資本市場局長(左)ら=16日、ワシントン(AFP時事)

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