【ニューヨーク共同】7日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4日ぶりに反落し、前日比87.18ドル安の3万8798.99ドルで取引を終えた。朝方発表された米雇用統計の結果を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始が先送りされることへの警戒感が広がり、売り注文が優勢となった。
米労働省が発表した5月の雇用統計では、景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数が市場予想を上回った。米経済の底堅さを示した一方で、FRBの利下げ開始が市場の期待よりも遅れることへの懸念が投資家心理を冷やした。米長期金利の上昇も売りを促した。
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