仙台で日本版ライドシェアの運行が始まった(7日、仙台市)

タクシー会社が運行を管理し一般ドライバーが有償で乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」のサービスが7日、仙台市内でも始まった。金曜日の午後4〜7時台と土曜日の午前0〜3時台に運行する。タクシー不足解消の一手として期待が高まる。

7日午後、仙台ロイヤルパークホテル(仙台市)であった出発式にはタクシー会社とタクシー配車アプリのDiDiモビリティジャパン(東京・港)の担当者らが出席した。DiDiの担当者は「仙台は観光需要がより一層高まるので、移動サービスを充実させたい」と話した。

タクシー会社を代表して仙台中央タクシーの清川晋常務は「利便性の追求も大切だが、安全運転を重きを置いて慎重に運用を始めたい」とあいさつした。

東北運輸局によると、7日時点でライドシェアの申請が許可されたのは仙台市内の9社。金曜日は25台、土曜日は15台から運用が始まる。

日本版ライドシェアでは、ドライバーは走りながら客を探す「流し営業」ができず、配車アプリによる予約を通じてサービスを提供する。利用者の支払いは原則キャッシュレス決済で、運賃は通常のタクシー料金と同等となっている。

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