サワイGHDはROE10%以上を目指す

サワイグループホールディングス(GHD)は6日、2027年3月期までに自己資本利益率(ROE)を10%以上とする3年間の中期経営計画を発表した。330億円を目安とする自己株式の取得などを盛り込んだ。資本効率向上と株主還元策の強化を目指す。

株主資本配当率(DOE)を3%以上とする目標を新たに導入した。売上高にあたる連結売上収益は24年3月期比で24%増の2200億円、営業利益は67%増の310億円を目指す。

後発薬の増産や新製品の開発など成長投資に3年間で計1380億円を投じる方針も示した。後発薬の供給不足は社会課題になっており、福岡県飯塚市の工場の新棟の稼働など、生産能力増強に312億円を充てる。生産能力は24年3月期比で19%増やす。

3年間で44品目の新製品の発売も計画し、研究開発投資に350億円を投じる。

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