熱中症対策が必要な季節になった。気温と湿度を伝える温湿度計を使い、部屋の状態を意識して備えたい。色の変化で警戒レベルを伝えるタイプや、離れた部屋の様子を把握したり、グラフで不在時間の後追い確認ができたりする商品がある。(共同通信=川村剛史記者)
プラス(東京)が2024年3月に発売した「温湿度LEDアラーム」は、ピラミッド形の本体上部の色が4色に変化し、熱中症の危険度を知らせる。温度と湿度の数値表示に加え、気温と湿度などから算出する室内用の「暑さ指数」で「危険」と判断される場合は赤色に。字が読み取りにくいお年寄りや幼児も分かりやすい。実勢価格は1万円前後。
シチズン・システムズ(東京)の「THM527」はコードレス機器で、屋内で目が届かない部屋に子機センサーを置き、親機で温度などを確認できる。親機は台所、子機を子ども部屋などに置けば、台所にいながらチェックできる。冷房を止めて温度が急上昇したりするリスクへの備えになる。子機はベランダなど屋外にも設置できる仕様だ。価格は8778円。
タニタの「TT―580」は、1日の温度と湿度の変化を1時間ごとに棒グラフで表示する。お年寄りやペットが過ごす部屋に置き、仕事などで不在にした家族が帰宅後、その間の温度などを確認できる。心配な場合は適切に冷房を使うなど、対策を打つ手がかりになる。過去7日分の記録の確認もできる。参考価格は4400円。(いずれも価格は2024年4月時点)
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