エヌビディアのロゴ(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米半導体大手エヌビディアの時価総額が5日、初めて3兆ドル(約468兆円)を突破した。3兆ドルの大台に乗せたのは米アップル、米マイクロソフト(MS)に続き3社目となった。ロイター通信によると、時価総額はアップルを抜き、MSに次ぐ世界2位。生成人工知能(AI)向け半導体の旺盛な需要を背景にした業績拡大への期待が株価を押し上げた。

 米調査会社のファクトセットによると、エヌビディアの5日終値の時価総額は3兆118億ドル。MSは3兆1513億ドル、アップルは3兆34億ドルだった。

 エヌビディアの時価総額は今年2月に初めて2兆ドルの大台を突破。生成AI向け半導体が支えとなり同社の業績は急拡大している。米株式市場のけん引役として存在感を高めており、2兆ドル突破からわずか3カ月余りでの3兆ドル超えとなった。

 エヌビディアは、大量の計算を同時に実行できる画像処理装置(GPU)が主力製品で、「チャットGPT」に代表される生成AIの学習や推論などの処理に使われている。

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