都市部を中心に高速道路の渋滞が課題となる中、政府は同じ区間でも混雑状況に応じて料金を変動させる方式を段階的に導入する方向で検討しています。

混雑している時間帯は料金を値上げする一方、すいている時間帯は値下げすることなどによって渋滞を緩和させ、自家用車による移動やトラックなどによる物流をスムーズにさせるねらいです。

来年度までに首都圏などの都市部では大半の料金所がETC専用に切り替わる予定で、時間帯に応じた料金設定がしやすくなることから、その時期の導入も念頭にことし8月以降、具体的な検討に着手することにしています。

政府は、こうした内容を今月にもまとめる経済財政運営の基本方針「骨太の方針」に盛り込む方向で調整しています。

高速道路の変動料金は「東京湾アクアライン」で去年7月から試験的に導入されていて、料金に応じた通行量の分散も見られたということで、政府はこうした例も参考にしながら検討を進めることにしています。

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