大日精化工業は5日、2027年3月期までの3カ年の中期経営計画を発表した。合成樹脂などの事業で車や衣料向けの販売を伸ばし、27年3月期の連結純利益は前期比61%増の58億円を目指す。

売上高は同9%増の1300億円を見込む。合成樹脂やコーティング剤の事業では、耐久性の高いウレタン樹脂の販売を伸ばす。包装や出版用のインク事業は国内で拠点の統合や価格改定などを進める。

成長に向けては150億円規模の投資を行う計画だ。樹脂関連や顔料などの事業で輸送機器、情報電子分野でのM&A(合併・買収)を視野に入れる。

自己資本利益率(ROE)は27年3月期に1.4ポイント高い4.6%、総資産利益率(ROA)は1.7ポイント高い4.3%を目指す。中計期間中に政策保有株を24年3月末残高から15%以上削減する。

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