コニカミノルタは5日、ファインダーを搭載した分光測色計を2024年夏に発売すると発表した。従来はスマートフォンなど小さな物の色を測る際、測定範囲を絞り込むのが難しかったが、ファインダーで位置合わせがしやすくなる。品質管理など産業用途での需要を見込む。
分光測色計はセンサーを使って物体から反射した光を分析し、色を数値化する。コニカミノルタの新製品は約700グラムと持ち運びやすく、大型の分光測色計では測定が難しかった小型家電や化粧品、自動車のハンドルなど曲がった物にも対応する。
同じ製品でも測定にずれが生じることがあったが、従来機種と比べて測定の誤差が少なく、測定にかかる時間も3割程度短縮した。価格は1台200万円程度を想定する。
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