三重県志摩市の真珠貝柱を使ったクラフトビールが完成し、披露式が4日、東京都大田区の「よい仕事おこしプラザ」で開かれた。商品名を「SHIMA」と発表した。

真珠貝柱を使ったクラフトビール「SHIMA」の完成を祝う三重県志摩市の橋爪市長(左から2人目)ら=4日、東京都大田区で

 志摩市は真珠養殖発祥の地で、国内の主要産地として知られる。ビールは真珠を取る母貝のアコヤ貝の貝柱を使い、ラベルは志摩の海を連想させる青いストライプ柄とした。  披露式に出席した橋爪政吉市長は「すっきりした味わいで貝柱のうまみも感じられる。目を閉じると志摩市の英虞(あご)湾の風景が浮かぶ感じだ。県外、国外の人に志摩の名前を知ってもらうきっかけになる」と語った。醸造担当者も「ラベル同様に爽やかなビールに仕上がった」と説明した。  全国の信用金庫でつくる「よい仕事おこしネットワーク」(事務局・城南信用金庫)の地域応援プロジェクトの一環。醸造などを営む大鵬(大田区)が協力した。500本(330ミリリットル)を醸造所内の飲食店で販売し、売り上げの一部を志摩市に寄付する。 

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