水産庁は4日、太平洋クロマグロの資源管理を議論する国際会議で漁獲枠の増枠を提案する方針を示した。小型魚(30キロ未満)や大型魚(30キロ以上)を現状より増枠した場合でも資源を維持できると試算。今後、増枠幅など提案内容を詰める。

 水産庁は現行の漁獲枠のうち小型魚を20%増、大型魚は2倍に増やしても資源の増加傾向は維持できると独自に試算した。

 クロマグロの資源管理を扱う中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)北小委員会の会議が、7月に北海道釧路市で開かれる。12月に開催予定のWCPFC年次会合で漁獲枠が最終決定される。

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