シャープのヘルシオは9月に20周年を迎える(4日、大阪府八尾市)

シャープは4日、オーブンレンジ「ヘルシオ」の新型モデルを発売すると発表した。調理終了から最長30分、レンジ内の食材を保温する機能を新たに搭載した。利用頻度の高い機能だけに絞ることで価格を抑えたベーシックモデルも初めて投入する。

3機種を20日から順次発売する。保温機能のほか、上段と下段で別々の調理をすることができる機能などが付いた最上位機種の想定価格は21万3000円前後。従来品の半分の大きさの調理皿を付属品に加え、1〜2人分の食材の調理も手軽にできるようにした。

ヘルシオの購入者を対象に実施したアンケートの結果を基に、利用頻度の高い機能だけに絞った「ヘルシオベーシック」も発売する。想定価格は11万9000円前後。3機種を合わせた月産台数は8000台を見込む。うち半数をヘルシオベーシックが占めるという。

ヘルシオは9月に発売20周年を迎える。累計販売台数は約280万台。30年度までに350万台に増やす目標を掲げる。

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