来春卒業を予定する大学生らの就職活動で採用面接や筆記試験が1日、解禁された。政府が要請する日程ルールで罰則がないこともあり、実際は前倒しで内定が出ている。リクルートの調査では来春卒業予定者の内定率(5月15日時点)は78.1%で、同時期の過去最高を記録。ルールの形骸化が進んでいる。

 前倒しの背景には、人手不足に伴い、学生優位の「売り手市場」の傾向が続いていることがある。早期の内定で優秀な人材を確保したい企業側の思惑がうかがえる。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。