大型トレーラーに載せられ、市街地を通る近鉄の新型車両(31日未明、大阪府八尾市)=共同

近畿日本鉄道は31日未明、同社として24年ぶりに導入する新型の一般車両「8A系」を大阪府東大阪市の車両メーカーの工場から搬出する作業を報道陣に公開した。今年10月から京都、大阪、奈良の3府県を走る路線にまずは導入する。

大型トレーラーに載せられ、真夜中の道路を通る近鉄の新型車両(31日未明、大阪府東大阪市)=共同

午前2時過ぎ、8A系2両が全長20メートルを超える大型トレーラーにそれぞれ載せられ、工場から運び出された。その後、幹線道路を通り、約1時間半で同府八尾市の近鉄車庫に入った。

大型トレーラーに載せられ、運ばれる近鉄の新型車両(31日未明、大阪府東大阪市)=共同

新型車両は車体側面に赤と白のツートンカラーを採用した。「開発開始から5年。古都の景色に合うように色の改良も行った」と近鉄担当者。車内はインバウンド(訪日客)や子連れ客の利用を想定し、大型のキャリーケースやベビーカーを置くスペースがある座席を設けた。〔共同〕

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