31日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=156円台後半で取引された。

 午前10時現在は前日比22銭円高ドル安の1ドル=156円74~75銭。ユーロは13銭円安ユーロ高の1ユーロ=169円78~81銭。

 米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを急がないとの見方が根強く、ドルを買って円を売る動きがやや先行した。米商務省が30日発表した1~3月期の実質国内総生産(GDP)改定値が速報値を下回ったことで、先行き不透明感を意識したドル売りもあった。

 市場では「米国の個人消費が力強さを欠き、景気減速懸念がある」(外為ブローカー)との声があった。

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