東急不動産は16日、関西圏の新築マンションの解錠に顔認証とスマートロックを導入すると発表した。鍵システム開発のビットキー(東京・中央)と連携し、2024年度に10棟約900戸に認証端末を設置する。入居者の利便性を高めるとともに、管理業務の負担を減らす。
東急不の賃貸マンション「コンフォリア」に、ビットキーが提供するアプリ「homehub」を通じて提供する。共用部の解錠に顔認証とスマートロック、専有部にスマートロックに対応する認証端末を設置する。入居者は鍵を取り出す手間がなくなり、鍵の紛失や合鍵の無断複製などのリスクも減る。
アプリでは住宅設備の取扱説明書や管理会社の通知も閲覧できる。説明書は従来、入居前に賃貸管理会社が印刷・封入して配っていたが、電子化によりそれらの作業が不要になる。23年度に竣工した「コンフォリア新梅田」(大阪市)では1戸あたり500枚の印刷が不要になった。
25年度以降も関西圏の新築物件への導入を進める。
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