岡崎信用金庫(愛知県岡崎市)や碧海信用金庫(同県安城市)など愛知の三河地域を地盤とする7信金は、脱炭素素材を手掛けるスタートアップのGXミネラルズ(岡崎市)に対し、総額15億円のシンジケートローン(協調融資)を組成した。岡崎信金が主幹事を務め、地元企業の脱炭素化を後押しする。

2023年創業のGX社は樹脂製の自動車部品などの強度を高めつつ、リサイクルに適した新素材を開発した。すでにトヨタ自動車系の部品メーカーから引き合いがあるという。融資資金は愛知県田原市に新設する工場の設備に充てる。新工場は温暖化ガスを実質的に排出しないカーボンニュートラルを実現する見通しという。

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