セブン&アイ・ホールディングスが29日、関東財務局に提出した有価証券報告書によると、ジョセフ・マイケル・デピント専務の2024年2月期の役員報酬は77億3200万円(前期は37億8700万円)だった。同氏が統括する北米事業が好調で業績連動報酬が増えた。また、報酬の大半をドル建てで受け取っており、円安の進行も円ベースの金額を押し上げた。
日本の上場企業は、10年3月期から1億円以上の役員報酬の個別開示が義務化されている。東京商工リサーチによると、デピント氏の報酬額は、ソフトバンクグループ副社長を務めたニケシュ・アローラ氏が17年3月期に受け取った103億4600万円に次いで、日本の上場企業では歴代2位の水準。
セブン&アイ・ホールディングス本社=東京都千代田区
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