【ジュネーブ共同】国際労働機関(ILO)は29日、世界の雇用情勢に関する報告書を発表した。特に低所得国で女性は男性より失業者が多く賃金も安い傾向にあるとして、雇用機会の不均等さを指摘した。労働市場が女性に不公平になっていると警鐘を鳴らした。
ILOによると、2024年に4億200万人が就職希望だが無職の状態にある。15歳以上の女性の45.6%が雇用されているのに対し、男性は69.2%と高い。
この差が生じるのは、結婚や育児などにより女性が賃金の発生しない家事などに従事している割合が不均衡に高いためだと分析した。
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