経費精算システムなどを手掛けるTOKIUM(トキウム、東京・千代田)は29日、業務委託などの契約書の管理を効率化するサービスを始めると発表した。クラウドで一元管理することで、一覧性が高まる。契約の見直しなどがしやすくなるとしている。
新サービスでは顧客となる企業の契約書を紙やデジタル形式で預かる。紙の場合はスキャンや保管を代行してデジタル化する。生成AI(人工知能)を使い、契約書に記載された取引先名や契約金額、期間などの項目を抽出して整理する。
企業の総務や法務、情報システムの担当者はキーワードを入力するなどして契約書を検索することができる。契約書を探す時間を短縮できるほか、類似の契約と比較するなどして支出の見直しなどもしやすくなる。
業務委託や不動産賃貸に関する契約の扱いが多い小売りや流通、飲食、不動産業などの業界の利用を想定する。料金は初期費用5万円に加えて基本料金、スキャンする契約書の数に応じて変動し、月額4万3千円からとする。2027年5月までに2000社への導入を目指し、今後は契約更新が近い契約の通知や企業側が管理項目を設定できる機能を設ける。
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