国債は、価格が下がると金利が上昇するという関係にあります。
29日の債券市場では、取り引き開始直後から日本国債を売る動きが強まり、午前中、長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りが1.065%まで上昇しました。
これは、2011年12月以来の高い水準です。
長期金利は、5月22日に1%をつけたあとも、上昇傾向が続いていて、市場関係者は「日銀が金融政策の正常化を早めるのではないかという観測が市場では根強く、長期金利の上昇が続いている。また、アメリカで28日に発表された経済指標が市場予想を上回り、アメリカの長期金利が上昇したことも日本の長期金利の上昇圧力になっている」と話しています。
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