三菱UFJ信託銀行は28日、企業などから集めた寄付金を投資にまわし、運用益を返済不要の奨学金として給付する取り組みを始めると発表した。運用資産を1千億円規模にして、年間4千人、1人当たり120万円支給することを目指す。  奨学金の応募や給付を管理するシステムを手がけるベンチャー企業「ガクシー」と連携する。集めた資金でファンドをつくり、三菱UFJ信託が0・5%の信託報酬を得て、国内外の債券や株式で運用する。  実際の給付は2026年4月からになる見込み。資金の出し手は企業や富裕層を想定している。特定分野を学んでいる学生など資金の提供先を出し手が選べる仕組みにする。


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