日銀が28日発表した4月の企業向けサービス価格指数(2015年平均=100、速報)は、前年同月比2.8%上昇の111.9だった。上昇幅は消費税増税の影響があった期間を除くと、1991年9月(3.2%)以来、約32年半ぶりの高水準だった。年度初めの価格改定で人件費の上昇が反映され、幅広い分野で上がった。

 内訳をみると、土木設計や測量など「土木建築サービス」が7.5%上がった。社員研修サービスといった「教育訓練サービス」は6.7%、「機械修理」は5.5%伸びた。

 企業向けサービス価格指数は、企業間で取引されるサービス価格の変化を示す。

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