パナソニックはビルに使うエネルギー消費量を実質ゼロにする「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」の普及をめざす

パナソニックは27日、ビルに使うエネルギー消費量を実質ゼロにする「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」の普及に向け、和歌山市と連携協定を結んだと発表した。パナソニックは市の施設をZEBに改修できるか調査し、実施に向けた計画を提案する。2024年度中に10件の受注を目指す。

ZEBは消費エネルギーの低い照明や空調を導入したり、再生可能エネルギーを利用したりすることで、ビルのエネルギー消費量を実質的にゼロにする。パナソニックはまず、築年数などをもとにその施設がZEBへの改修に適しているかを無料で診断し、省エネルギー性能の高い照明や空調などの導入に向けた具体的な計画を提案する。

パナソニックはこれまでに大阪府や京都市とも連携協定を結んでおり、関西圏の既存施設のZEB化について2027年度までに累計30億円を受注する目標を掲げる。和歌山市との連携で改修案件の受注増加につなげたい考えだ。

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