大黒屋HDはLINEヤフーと連携して、AIを使った買い取り査定サービスを始める

大黒屋ホールディングス(HD)は27日、LINEヤフーと協業し、対話アプリ「LINE」上で完結する買い取り査定サービスを始めると発表した。利用者はLINEに中古品の写真を送り、人工知能(AI)が買い取り価格を提示する仕組み。手軽に中古品を査定できるようにし、利用者の増加につなげる。

買い取り査定サービス「おてがるブランド買取」は同日から試験版、7月1日から正式版をそれぞれ提供する。買い取りに関わる登録や査定、振り込みなどのやりとりがチャットボット上で完結するのが特徴だ。

利用者はまずLINEの公式アカウントを使い、売りたい中古品の写真をチャットに送る。AIが写真を査定し、目安となる買い取り価格を提示する。商品を発送後、大黒屋の鑑定士による正式な買い取り価格の提示に利用者が納得すれば、買い取り成立となり、入金される。

大黒屋は買い取った中古品を査定内容に応じて、オークションサイト「Yahoo!オークション」に一定期間出品する。落札された場合、買い取り価格との差の一部をもとの利用者に還元する。還元率は落札価格に応じて異なる。例えば落札価格が買い取り価格の2倍以上の場合、買い取り価格の50%を利用者に還元する。

大黒屋は2023年11月にLINEヤフーと業務提携した。LINEなどの国内最大規模の顧客基盤を活用して、オンライン上での買い取りや販売を拡大する。

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