鹿島臨海鉄道は運賃の引き上げを国土交通省に申請した

鹿島臨海鉄道(茨城県大洗町)は平均17.7%の運賃引き上げを国土交通省に申請した。認可されれば10月1日から大洗鹿島線の水戸―鹿島神宮間の運賃を改定する。値上げは消費税引き上げに伴う場合を除けば1995年以来29年ぶり。

水戸―大洗間は現行の330円を420円、水戸―鹿島神宮間は同1590円を1750円に引き上げる。新型コロナウイルス禍に伴う乗客減に加え、燃料価格の上昇で運行コストが膨らんでおり収益改善につなげる。老朽化した車両や施設の更新費にも充てる。

大洗鹿島線は燃料が軽油のディーゼルエンジンで動く車両を運行する。年間利用者は1992年度のピーク時(358万人)から2022年度は172万人と半減している。

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