東京電力ホールディングスや中部電力などが出資する「e-Mobility Power(イーモビリティパワー)」(東京・港)は23日、電気自動車(EV)向けの新型急速充電器を開発すると発表した。日本で主流の規格「CHAdeMO(チャデモ)」に対応し、最大出力は350キロワットで同規格で世界初。10分間の充電で約400キロメートル走行できる。2025年秋にも設置を始める。

急速充電器の販売を手掛ける東光高岳と共同で開発する。同時に2台充電でき、充電器のコネクタやケーブルなども軽量化し、女性や高齢者でも使いやすくする。

イーモビリティパワーは全国の商業施設や高速道路などに充電器を設置している。3月末時点で管理する充電器は2万口強で、このうち急速充電器は9000口分ある。大都市の幹線道路では時期によって充電器が不足することもあり、短時間で充電できる機器の需要が高まっていた。

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