車載機器からデータを収集してゴミ収集車の運用効率を高める

新明和工業はゴミ収集車の効率的な運用を支援する新システムの開発を始めたと発表した。車両用電装品開発のレシップ(岐阜県本巣市)と共同でゴミ収集車に機器を取り付け、車の位置情報や廃棄物の積載量などのデータを集める。データに基づいてゴミ収集の車両手配やルート変更を効率化するサービスを2025年に始める。

従来は車両の運転手とオペレーターが電話で廃棄物の量や交通事情を話し合い、経験に基づいて走行ルートなどを決めていた。システムの画面を通じてリアルタイムで車両の状況を把握できるようにし、業務負担の軽減につなげる。

新システムでは業務日報の自動作成などのサービスも提供する。地方自治体やゴミ収集業者を開拓し、30年までに5000台への導入を目指す。

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