出前館が15日発表した2023年9月〜2024年2月期の連結決算は、最終損益が42億円の赤字(前年同期は87億円の赤字)だった。赤字幅は縮小したものの、同期間では6年連続の赤字となった。注文数や利用者数が伸び悩んでいるほか、23年12月から再開したテレビCMの全国放映などで広告宣伝費も増えた。
売上高は1%増の255億円、営業損益は43億円の赤字(前年同期は87億円の赤字)だった。テレビCMの放映などでマーケティングを強化したが、競合他社も広告宣伝費を投入する中でオーダー数が伸び悩んだ。1年に1回以上サービスを利用した人の数を示す「アクティブユーザー数」は2月末時点で25%減の579万人だった。
24年8月期の業績見通しについては従来予想を据え置いた。売上高は前期比9%増の560億円、最終損益は79億円の赤字(前期は121億円の赤字)を見込む。
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