イベント開幕であいさつするB Dash Venturesの渡辺社長(23日、札幌市)

スタートアップ関係者が集うイベント「B Dash Camp(ビーダッシュキャンプ)」が札幌市で開かれている。スタートアップ経営者を中心に約1000人が集まるイベントで、業界の先行きを議論するセッションや事業モデルを競うピッチ大会がある。

「資金調達環境の悪化や株価の低迷など、ここ数年続いた停滞から業界は脱せていない。ただ、良い兆しが出てきており、来年や再来年につなげたい」。主催者で独立系ベンチャーキャピタル(VC)のB Dash Ventures(東京・港)の渡辺洋行社長はオープニングでこう述べた。

セッションでは国内ライドシェア事業の展望をLINEヤフーの川辺健太郎会長ら、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)企業における時価総額1000億円達成の道筋をマネーフォワードの金坂直哉最高財務責任者(CFO)などが議論する。

ピッチ大会では応募があった約100社のうち、書類審査などを通過した15社のスタートアップが登壇する。23日の予選を勝ち抜いた6〜7社がイベント最終日の24日の決勝戦に挑む。

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