JR西日本とJR西日本キャリアは27日から、ウェブアプリ「JOB JOB GO」のサービスを始める

JR西日本とJR西日本キャリアは22日、人材採用が難しい地方の求人を交通費無償化などで支援する、新たなマッチングサービスを始めると発表した。乗車券やポイントを提供し働き手の金銭的負担を軽減。移動や消費を促し、地域活性化につなげる。

ウェブアプリ「JOB JOB GO(ジョブジョブゴー)」上で、27日から単発や2週間〜1カ月程度のアルバイトを中心に、ホテルやリゾート、接客など100弱の短期アルバイトを掲載する。採用者にはネット予約サービス「e5489」を通じて無償の乗車券を発券するほか、公式アプリ「WESTER(ウェスタ―)」ポイントを付与。ICOCA(イコカ)にチャージすれば、他の鉄道線で使えたり、食費に充てたりすることができるようになる。

中国地方や北陸地方など深刻な人手不足に陥っている地域は多い。単発の仕事を請け負うギグワーカーや場所を選ばず働けるノマドワーカーなど、働き手のニーズが多様化するなか、交通費の壁をなくし、人材流動化を図る。今後、他の鉄道会社や航空会社、自治体と提携を模索し、営業エリア外へのサービス拡大も目指す。

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