富士通やみずほ銀行、東京都八丈町などは、人工知能(AI)でザトウクジラの来遊状況を検知する実証実験を始めたと発表した。八丈島内に設置している複数の定点カメラの映像を分析して、ザトウクジラを検知できるか検証する。将来的には観光客にクジラが来遊したことを周知するなどして、観光振興につなげたい考えだ。
富士通が手掛けるAIの画像認識技術を活用する。ザトウクジラは主に冬に八丈島へ来遊するため、今回の実証ではこれまでカメラで撮りためていた映像を使う。実証期間は10月末まで。実証にはみずほリサーチ&テクノロジーズも参加する。
みずほ銀行とみずほリサーチ&テクノロジーズは2022年から富士通以外のAIを活用して同様の実証を行っていたが、うまくクジラを検知できなかった。富士通のAIで検知精度を高める狙い。
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