ファーストキッチンの正社員とエリア正社員を対象に平均6%の賃上げを実施する

ウェンディーズ・ジャパン(東京・新宿)は15日、傘下のファーストキッチン(同)の正社員など約200人を対象に4月から賃上げを実施すると発表した。定期昇給(定昇)とベースアップ(ベア)を合わせた賃上げ率は平均6%となる。外食業界で人手不足が深刻となる中、待遇改善で優秀な人材の確保につなげる。

4月からファーストキッチンの正社員と勤務地域が限定された契約社員「エリア正社員」の計約200人を対象に、基本給を一律で月1万2000円引き上げる。ベアは2016年にファーストキッチンがウェンディーズ・ジャパンの傘下となって以降で初めてだ。

流通や外食などの労働組合がつくるUAゼンセンは24年春季労使交渉での賃上げを「6%基準」とする目標を掲げている。外食では日本マクドナルドホールディングスが4月から正社員約2500人を対象に定昇とベアで4%の賃上げを実施するほか、モスフードサービスは正社員と嘱託社員約650人を対象に平均8%の賃上げを決めている。

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