ファミリーマートは22日、代替食品を使った海鮮巻を28日に発売すると発表した。魚のすり身や大豆由来の植物油脂などを使い、ウニとイクラを再現した。水産物の代替品の認知度を高め、持続可能な漁業を後押しする。
関東地方の約4900店舗で「だいたい(代替)海鮮巻」を販売する。1パックにカットしたウニとイクラの巻きずしがそれぞれ2巻入っている。かに風味のかまぼこも使った。販売期間は4週間の予定で、価格は398円。
ウニの代替食品にはスケソウダラのすり身を使い、しょうゆで味付けした。イクラは大豆由来の植物油脂を使い、ぷちぷちとした食感を再現した。本物の食材を使う場合よりも、販売価格を2分の1以下に抑えた。
今回の商品は「だいたい(代替)海鮮シリーズ」の第2弾。「だいたい(代替)海鮮丼」(498円)を2月に発売して反響が大きかったことから、今回は販売店舗数を約2倍にした。1店舗あたりの販売数量は、海鮮丼の実績の2割増を目指す。
持続可能な漁業への関心を高める狙いがある。日本の漁業や養殖業の生産量は減少傾向にあり、「今回の商品で水産物の代替品の認知拡大につなげたい」(担当者)としている。
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