メルカリは価格を決めずに出品できる機能の提供を始めた(22日、東京都港区)

フリマアプリのメルカリは22日、商品の価格を決めずに出品できる機能の提供を始めたと発表した。購入を検討する人が価格を提案し、出品者が承諾するとその価格で販売できる。破損がある商品や一点物など相場を調べづらい商品を出品する際の手間を減らし、取扱商品数を増やす。

出品者が価格を設定せずに出品すると、商品紹介ページの価格部分を「???」と表示する。価格が決まり商品の販売が始まると、価格を提案した人とその商品に「いいね!」を押した人に通知が届くほか、価格を提案していない人でも購入できる。

出品者は価格の提案を複数の購入検討者から受けられる。購入検討者はほかの購入検討者が示した最も高い価格を確認できるため、さらに高い価格を提示することも可能だ。

メルカリが約1700人の利用者を対象に調査したところ、出品時の値決めが面倒だと感じると答えた人が6割を占めた。同日記者会見したメルカリの菱井康生プロダクトコアチームディレクターは「売り買いの面倒や手間を可能な限り減らしていく」と意気込んだ。

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