後継者難や人手不足に悩む中小の町工場が増えるなか、金属加工を手掛ける三栄金属製作所(大阪市)は積極的にベトナム人の採用を進めている。約100人の従業員のうち、いまでは半分をベトナム人が占める。優秀な外国人材を生かすため、給与体系を日本人の従業員と同じにしたり、日本での暮らしをサポートしたりしている。生活面での支援では、日本語教室を開催するほか、住まいや子供の塾を探す際に手助けする。ベトナムからの人材が育ち、今では廃業寸前の他社から買収した工場のトップを任せるケースもある。三栄金属製作所の文敬作社長は今後ベトナムでの人材育成にも力を入れて同国とのつながりを強化しようとしている。

【関連記事】

  • ・課長も工場長も外国人材 200万人時代、中小の要に
  • ・大阪の物作り「ベトナム人が継ぐ」 三栄金属の文社長

【LBS関連記事】

  • ・保育所でおむつサブスク急成長 「三方よし」4年で42倍に
  • ・ドローン迷走「糸」で防ぐ、マグロ釣りの自動技術で制御
  • ・大阪町工場に巨大アート出現、社員が目覚めた価値創る力
  • ・大阪「日雇い街」でクールな地ビール、作り手の賃金3倍

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。