一時1ドル=153円90銭台を付けた円相場を示すモニター=15日午後、東京・東新橋

 週明け15日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=153円90銭台を付けた。節目の154円台に迫り、1990年6月以来約34年ぶりの円安水準を更新した。イランによるイスラエルへの報復攻撃は想定内との受け止めが広がり、投資家がリスク回避姿勢を和らげて米長期金利が上昇。日米金利差を材料視したドル買い円売りが加速した。

 午後4時現在は前週末比63銭円安ドル高の1ドル=153円87~88銭。

 東京商品取引所の中東産原油先物は、株価終値に相当する指標価格の清算値が1キロリットル当たり前週末の12日比50円高の8万1010円で、今月5日以来、6営業日ぶりの高値を付けた。

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