ローソンは7月24日に上場廃止となる見通しだ

ローソンは21日、7月の臨時株主総会を経て7月24日に上場廃止となる見通しだと発表した。KDDIによるTOB(株式公開買い付け)が成立しており、三菱商事とKDDIが50%ずつローソン株を保有する持ち分法適用会社になる。

7月3日に開催する臨時株主総会で、株式の非公開化に向けた株式の併合や定款変更などの議案を決議する。KDDIとの連携を深め、通信技術を活用することで、実店舗とオンラインの利便性向上などで相乗効果を見込む。

ローソンは21日、東京都千代田区で定時株主総会を開いた。総会は午前10時に始まり、40分ほどで終了した。87人の株主が会場で出席し、このうち1人が質問し、1人が意見を述べた。取締役5人と監査役2人の選任議案が可決された。

ローソンは2000年、旧東京証券取引所第1部市場に上場した。現在は東証プライム市場に上場している。

総会で登壇したローソンの竹増貞信社長は「IT(情報技術)バブルの崩壊、リーマン・ショックのほか、東日本大震災、能登半島地震など数多く災害にも見舞われた。業界内でも人手不足に端を発する24時間営業問題、100年に1度の(新型)コロナ危機など、さまざまな困難に直面した24年間だった」と振り返った。

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