麻布台ヒルズの稼働が寄与した

森ビルが21日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比34%増の589億円だった。「麻布台ヒルズ」(東京・港)や「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(同)の稼働が寄与した。円安がホテル事業や海外事業を押し上げた。

売上高にあたる営業収益は26%増の3604億円、営業利益は23%増の781億円だった。営業利益ベースでは過去最高益だった。大型ビルの開業が相次いだことで賃貸・分譲とも好調だった。

25年3月期の営業収益は5%増の3770億円、営業利益は1%増の790億円を見込む。麻布台ヒルズの3分の2は入居のメドがついているとしており、オフィスの稼働率が上がる。開発用地の売却で特別利益が発生した前期の反動で、純利益は14%減の510億円を想定している。

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