ハマキョウレックスの本社

ハマキョウレックスが20日に発表した2024年3月期連結決算は、純利益が前の期比12%増の83億円だった。10期連続で過去最高を更新した。物流センターの新規受託や新規連結効果に加え、賃上げ促進税制の適用による税負担軽減などが寄与した。配当は年120円と25円増やす。併せて株式分割や自社株買いも発表した。

分割は10月1日を効力発生日とし、1株を4株にする。投資単位あたりの金額を引き下げて投資家層の拡大を狙う。最大10億円の自社株買いも実施する。21日〜25年4月30日に発行済み株式総数(自己株式除く)の1%にあたる22万株を上限に買い付ける。

25年3月期の純利益は前期比4%増の86億円を見込む。新規案件の獲得を引き続き進めるほか、運賃引き上げ交渉が進むと想定する。

同日、27年3月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画も発表した。27年3月期に連結純利益で96億円を目指す。3カ年で計360億円規模の設備投資をする計画も示した。PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る水準で推移していることから、株主還元の更なる充実を進める方針を示した。

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