新たに井戸を掘って住民の生活用水を確保する(岐阜県瑞浪市)=JR東海提供

JR東海は20日、リニア中央新幹線のトンネル掘削工事を進める岐阜県瑞浪市で、水位低下が確認された地域に新たな井戸を設置する工事を始めたと発表した。6月末までに井戸を掘り終え、配管などの設備を早期に整えて給水を開始するとしている。

瑞浪市北部の大湫(おおくて)町では共用の水源の一部が枯渇している。この代替として井戸を設置し、住民の生活用水を確保する。

JR東海は井戸水が減った家庭向けの応急措置として、上水道が使えるよう仮設の配水管を通す工事を進めている。リニアのトンネル工事の完了後も水位が戻らなければ、配管を埋設するなど本格的に上水道に切り替える方針だ。

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