20日午前の東京株式市場で日経平均株価は一時、前週末の終値よりも600円超上昇した。取引時間中として4月15日以来、約1カ月ぶりに3万9000円台を回復した。午前の終値は、前週末比559円54銭(1.44%)高い3万9346円92銭だった。

 週明けの日経平均は小幅続落で取引が始まったが、その後は徐々に上げ幅を広げた。ユニクロを展開するファーストリテイリングや、半導体製造装置大手の東京エレクトロンなどを中心に買いが優勢となっている。

 前週末の米ニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が初めて終値で4万ドルを超え、史上最高値を更新したことなどが好感されているとみられる。

 また、20日の東京債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが上昇(債券価格は下落)し、一時、前週末より0.025%幅高い0.975%をつけた。2013年以来、約11年ぶりの高水準となった。(東谷晃平)

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