新たに設けた作業スペースでは工作機械などが使える(17日、東京都千代田区)

東京都はベンチャーキャピタル(VC)や企業、大学、行政が連携してスタートアップを支援する新施設「東京イノベーションベース(TIB)」(東京・千代田)を全面開業した。工作機械が使える作業スペースやスタートアップが手がける商品の試験販売所などを新たに設けた。

報道機関など向けに17日、内覧会を開いた。同施設は2023年11月にプレオープンし、スタートアップ支援関連のイベント会場として運営していた。

ものづくり企業が使える作業スペースには3Dプリンターやレーザーカッター、切削加工機などを設置。必要に応じて技術スタッフが支援する。一般消費者向けの食品などを手掛けるスタートアップがマーケティングに活用できる販売所も設けた。厨房も併設し、専門家が本格出店に向けたアドバイスもする。

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