北海道広尾町の十勝港に17日、首都圏と結ぶコンテナ船定期航路の第1便が到着した。町によると、十勝港発着の定期航路は2006年以来18年ぶり。東京、横浜両港から輸入牧草などを運び、約110キロ北東の釧路港にも寄り、首都圏へは農産物などを輸送する。
井本商運(神戸市)と香港の海運大手「OOCL」が連携し、週に1往復する。
町によると、17日午前8時ごろ、井本商運の小型コンテナ船「ときわ」が接岸。田中靖章町長は記念式典で「農業王国の玄関口として役割を果たしたい」と語った。
町は雇用促進などをにらんで誘致。物流の維持が課題となる中、町の担当者は「選択肢が増えて一安心だ」と話した。
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