大阪ガスは17日、生ごみ由来のバイオガスから都市ガスの主成分メタンを合成する「メタネーション」の実験設備を、大阪市の人工島・舞洲で報道陣に公開した。環境負荷が少ない都市ガスの製造技術で、2025年には大阪・関西万博会場の夢洲に移設し、迎賓館の厨房などへガスを供給する予定だ。
実験では生ごみから発生するバイオガス中の二酸化炭素と、水素を反応させてメタンを製造する。水素は再生可能エネルギー由来の電気で水を分解して作り出す仕組みだ。
設備はごみ焼却場の敷地内に今年3月完成し、7月ごろまで実験を続ける。万博では会場内で廃棄された生ごみの活用を目指す。
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