電子部品のSMKはカナダのスタートアップと協業し、車載センサーの量産に向けた取り組みを始めると発表した。自動車の天井に設置し5秒以内に乗員の有無や乗車人数を把握できる「子供置き去り検知センサー」などの2026年の製品化を目指す。
ポントセンス(トロント市)と業務提携した。SMKが強みを持つ車載部品の知見を活用し、両社は適切な設置場所や検知範囲を検証。バス製造会社などに売り込む。イタリアでは置き去り防止装置の自動車への搭載が義務化されていることから、特に欧州での需要を見込むという。
車の座席内に設置し、運転手の心拍や呼吸、心拍変動のデータを非接触で検知する「生体情報検知センサー」も開発する。疲労度や眠気を把握しやすくして、安全運転につなげる。
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