ホンダは16日、電気自動車(EV)を柱とする電動化やソフトウエア領域に、2030年度までの10年間で約10兆円を投じると発表した。これまで表明していた約5兆円から倍増となる。40年に世界で販売する新車を全てEVと燃料電池車(FCV)にする戦略の実現に向け、競争力を強化する。米国や中国のメーカーが席巻するEV市場で巻き返しを図る。

 三部敏宏社長は東京都内の本社で開いた説明会で「長期的な視点でみればEVシフトは着実に進む」と述べた。ホンダはEV戦略を巡って、日産自動車との提携の検討も始めている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。