内閣府が16日発表した2024年1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0.5%減、年率換算は2.0%減だった。2四半期ぶりのマイナス成長。長引く物価高や認証不正問題を受けた自動車の生産停止を背景に、個人消費が不振だった。
個人消費は前期比0.7%の減少で、リーマン・ショックの影響を受けた2009年1~3月期以来となる4四半期連続の減少だった。
設備投資は新車購入の減少が響き、0.8%減。輸出は5.0%減、輸入は3.4%減だった。設備投資は2四半期ぶりの減少だった。
物価変動を含めた名目GDPは前期比0.1%増となり、年率換算は0.4%増だった。
同時に発表した23年度の実質GDPは前年度比1.2%増だった。
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