内閣府が16日発表したことし1月から3月までのGDPの速報値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が前の3か月と比べてマイナス0.5%となりました。

これが1年間続いた場合の年率に換算するとマイナス2.0%となり、2期ぶりのマイナスです。

主な項目をみると、「個人消費」は、前の3か月と比べてマイナス0.7%でした。

自動車メーカーが認証取得をめぐる不正でこの時期に生産や出荷を停止した影響で自動車の販売が減りました。

「輸出」も前の3か月と比べて5.0%のマイナスでした。

統計上輸出に計上される訪日外国人の日本国内での消費は増えましたが、認証不正の問題を受けて自動車などの輸出が落ち込みました。

また企業の設備投資もマイナス0.8%となりました。

一方、政府による「公共投資」は昨年度の補正予算の執行が進んだことでプラス3.1%、「住宅投資」はマイナス2.5%でした。

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