【ワシントン共同】米労働省が15日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3・4%上昇した。伸び率は3カ月ぶりに縮小し、市場予想と同じだった。変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数も3・6%上昇と、市場予想通りだった。  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は14日のイベントで、根強い物価高に対し「忍耐強く金融引き締め策が役割を果たすのを待つ必要がある」と述べ、高水準の政策金利を当面維持する考えを示している。6月の連邦公開市場委員会(FOMC)では物価と雇用の動向を見極め、利下げ開始時期などを協議する方向だ。


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